NEO Skin Clinic Ginza
NEO Skin Clinic 銀座のインテリアデザイン。

















NEO Skin Clinicが掲げる「本質と向き合う」という姿勢に呼応した静穏な空間を計画しました。各室との境界となる扉を、空間体験の象徴的存在と捉えました。アーチ形状の扉は、レールを見せない特殊な機構で、壁や枠に収まることなく静かに佇んでいます。印象的な扉が、新しい自分へと歩み出すその瞬間に寄り添います。そしてそれは、長く続く廊下に沿って連なり、リズムと奥行きを感じさせる印象的な景色をつくり出しています。
この場所を訪れると、最初に大きな石のような安心感のあるカウンターが来訪者を迎えます。そして長く続く廊下を横目に、ラウンジへと導かれます。ラウンジは、木質のロングテーブルとカーペットでゆるやかに分節されたソファエリアによって構成されています。一つの大きな空間の中で来訪者がそれぞれの時間を過ごしながらも、自然とプライバシーが保たれるように計画しています。
空間全体は、複層的でありながら統一感のある要素で構成されています。グレージュを基調としたニュアンスのある色彩、自然物のようなフォルムと滑らかな質感の什器、そして点在する灯りによって、「日常の延長にある非日常の時間」を豊かなものにしています。また、ミラーフレーム、ソファサイドテーブル、ドアハンドルやサインといったディテールは、シャンパンゴールドで統一され、静かな高揚感をもたらしています。
扉を通った先の各部屋は用途ごとに異なる設えとしています。より落ち着いた色調で集中して対話ができる部屋や、専用のドレッサーとコーナーテーブルを備えた特別な部屋も用意されています。パウダールームやウェイティングルームは、アーチ形状によって分節され、一人ひとりの時間が確保される構成としています。
繊細な色彩や光の扱い、素材とディテールの積み重ねによって、心まで整う空間を目指しました。この空間の在り方は、今後様々なエリアへと展開していくことを見据えています。より多くの人々に届く体験となることを願っています。
2026年
所在地:東京都中央区銀座
クライアント:SBCメディカルグループ株式会社
基本計画・設備設計・設計監理:SBCメディカルグループ株式会社(清水将太)
プロジェクトパートナー:株式会社アクシス(金子次郎)
インテリアデザイン:株式会社イド(小栗誠詞・岩瀬駿也[元所属]・津田彩花)
アートディレクション(サイン):株式会社イド(小栗誠詞)
グラフィックデザイン(サイン):株式会社イド(津田彩花)
施工:株式会社SBC sealane (島田勝弘)
製作(造作家具):ナカタケ株式会社(牛丸あやめ・岩野日菜)
照明:株式会社モデュレックス(小川直美・福島清加)・DNライティング株式会社(川島裕喜・池田真希)
写真:株式会社イド(小栗誠詞)